メッセージウィンドウ振動コモンをダウンロードしていただき、ありがとうございます。
このコモンが皆様のゲーム制作に役立てば幸いです。
この取扱説明書を読み、正しく使用してください。
使用する前に
- このコモンは WOLF RPG エディター 2.x で使用できます。
- このコモンは 基本システム バージョン 2.02 で正常に動作します。
- コモンイベントを 2 個使用します。
- 通常変数または予備変数を 1 個使用します。
- ほかのメッセージウィンドウ関連のコモンを導入している場合、正常な動作を保証できません。
- 解像度 800 x 600 での動作は未確認です。
1. 導入する
- コモンイベントエディターを開きます。
- 何も登録されていない空のコモンイベントを選びます。2 個連続して空いている必要があります。
- ウィンドウ左下 [読込] から、同梱されている メッセージウィンドウ振動.common を読み込みます。
何も登録されていないことを確認し、上書きすることを選択してください。
- 導入は以上です。このまま使用準備を行いましょう。
2. 使用準備をする
このコモンでは、変数を 1 個使用します。
ほかのイベント、コモンイベント、システムから使用されていないものを割り当ててください。
どこに割り当てるかを決めてから以下の手順を行なってください。
なお、既定では 予備変数 7-0 が使用されます。
- 「メッセージウィンドウ/設定」(以下「設定コモン」)を開きます。
- 6 行目の変数操作で、割り当てた変数の呼び出し値を CSelf90 に代入します。[データを呼ばない] を有効にしてください。
既定では 予備変数 7-0 (2700000) を使用します。変数に名前をつけておくと識別しやすくなります。
- 続けて「メッセージウィンドウ/振動」(以下「振動コモン」)を開きます。
- ウィンドウ右上 [条件] を、“<割り当てた変数> が 1 と同じ”になるよう変更します。
- 5-6 行目の変数操作で、振動の対象とするピクチャ番号の開始値と終了値をそれぞれ CSelf10 と Cself11 に代入します。
既定では 19500-19501 で、基本システムを改変していない場合は変更する必要はありません。
- 10 行目の変数操作で、振動させるフレーム数を CSelf15 に代入します。既定では 30 (フレーム) です。
- 11 行目の変数操作で、振動の幅を CSelf16 に代入します。既定では 16 (ドット) です。
この値は解像度 320 x 240 を想定して設定されています。解像度 640 x 480 などでは 32 を指定すると良いでしょう。
- 準備は以上です。コモンイベントエディタを閉じてください。
3. 使用方法
使用するのは設定コモンだけです (振動コモンは、自動的に振動させる役割のみを持ちます) 。
設定コモンを、パラメーターとして ON(1) または OFF(0) の値を設定して実行してください。
ON で実行すると、OFF で実行しない限り文章コマンドが実行されるたびにメッセージウィンドウを振動させます。
基本的には、振動させたい文章の前で ON にして、振動させたい文章の次に OFF にする ようにしてください。
使用例
■文章: 「この部屋は何だろう?
▼振動するため ON にする - 次以降文章が振動する
■イベントの挿入[名]: ["メッセージ振動/設定"] <コモンEv xxx> / 1:ON
■文章: 「うわ、暗っ!! (ウィンドウが振動します)
▼振動を無効にするため OFF にする - OFFにしないと次の文章でも振動する
■イベントの挿入[名]: ["メッセージ振動/設定"] <コモンEv xxx> / 0:OFF
■文章: 「気をつけて進まないと……
トラブルシューティング
- ウィンドウが振動しない。
- - ON コマンドを実行しているかどうか確認してください。ただし、ON にしたままにすると正しく動作しなくなります。
- - 変数の呼び出し値を正しく設定しているか確認してください。
- - コモンの起動条件を正しく設定しているか確認してください。
- - 変数が別のイベントから使用されていないか確認してください。
- - 振動の幅/フレーム数/対象ピクチャの値を確認してください。
- 文章が振動しない。
- - 現時点での仕様です。文章自体は振動できません。
- (基本システム使用時) 顔グラフィックを振動させたくない。
- - 使用準備 手順 5 で、終了ピクチャNo. に 19500 を指定してください。
- 振動したままになる。
- - OFF コマンドを実行したかどうか確認してください。
- メッセージウィンドウがずれる。
- - OFF コマンドを実行したかどうか確認してください。
- - 文章コマンドと文章コマンドの間にウェイトを設定している場合、ウェイトの前の時点で OFF にしてください。
- - ほかのコモンと競合している可能性があります。
最後に
- 著作権表記は 任意 です。
- 使用報告も 任意 ですが、していただけると喜びます。
- 改造・改良は 自由に行なって構いません。また、それの配布も自由に行なってください。
ただし、配布する場合は著作権表記を必須とし、改造・改良したことを明記してください。
- バグなどがあれば、コモンイベント集のコメントにて連絡していただければ幸いです。